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節約しながら栄養もしっかり摂れるお助け食材7選!栄養を逃がさないおすすめ調理法も

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食費を抑えようとすると、まっさきに削られるのが野菜とたんぱく質です。

ご相談で家計を拝見していると、食費が安く収まっている月ほど、内容が炭水化物に寄っていることがよくあります。

EvergreenWorksで節約と家計管理を担当している真鍋みゆです。安く済ませることだけを目的にすると、体調を崩したときにかえって高くつきます。

この記事では、値段が安定していて使い回しがきく食材を7つ選びました。あわせて、せっかくの栄養を無駄にしない扱い方もお伝えします。

安くて栄養のある食事は「品数」ではなく「定番」で作る

最初に、考え方をお伝えします。ここを外すと、食材だけ知っても続きません。

毎回ちがうものを買うと、使い切れません

栄養バランスを気にするほど、いろいろな食材を買いたくなります。ところが一人暮らしや少人数の世帯だと、種類を増やすほど使い切れずに余ります。

余ったものは、たいてい傷んで捨てることになります。安く買っても捨てれば支払いは減らないので、単価より使い切れる量のほうが大事です。

ですので、まずは定番を5〜7品決めてください。それを回すだけで、買い物の判断も献立の悩みもかなり減ります。

公的な統計での位置づけ

参考として、公的な数字も置いておきます。

総務省統計局「家計調査(家計収支編)」によると、2025年平均で二人以上の世帯の食料への支出は1か月あたり94,895円、消費支出に占める食料費の割合であるエンゲル係数は28.6%で、前年から0.3ポイント上がりました。単身世帯では食料が49,321円です。

ただし、この「食料」には外食が含まれています。ご自身の金額と比べるときは、外で食べたぶんも足した数字で見ないと同じ物差しになりません。

削る順番を間違えないでください

ご相談を受けていて心配になるのが、食費を最初に削ろうとする方の多さです。

食費は毎日の判断が必要なので、いちばん労力のかかる費目です。しかも、削りすぎた影響が体に出るまでに時間差があるので、無理をしていることに気づきにくいところがあります。

家賃や通信の契約のように、一度の手続きで翌月以降も効果が続く費目を先に見たほうが楽です。

食費に手をつけるのは、そのあとでかまいません。順番については 固定費を抑えて節約をする3つの方法 にまとめています。

旬のものは、安くて質もいい

食材選びで唯一「安さ」と「内容のよさ」が同時に成り立ちやすいのが、旬のものです。

出回る量が多い時期は価格が下がりますし、味も落ち着きます。店頭で山積みになっているものが、その時期の旬だと考えて差し支えありません。

旬は毎月変わるので、覚える必要はありません。売り場で量の多いものを選ぶ、という決め方で十分です。

お助け食材7選

ここからが本題です。値段が比較的安定していて、少量から買えて、使い回しがきくものを選びました。

食材 使いやすいところ 気をつけたいところ
①旬の野菜 価格が下がる時期を狙える 日持ちしないものが多い
②もやし 価格が安定していて少量から買える 傷むのが早く、買い置きに向かない
③大豆製品 豆腐・納豆・厚揚げと形が選べる 豆腐は開封後に日持ちしない
④卵 調理の幅が広く、下ごしらえが要らない 時期によって価格が動く
⑤鶏むね肉 まとめ買いして冷凍できる 加熱しすぎると食感が硬くなる
⑥さば缶などの魚の缶詰 常温で長く保存でき、調理が要らない 味つきは塩分が高めのものがある
⑦乾物 常温で長期保存でき、かさが増える 戻す時間が必要

①旬の野菜|値段が下がっている時期に寄せる

野菜は、種類ごとに価格の上下がはっきりしています。天候の影響も受けるので、決め打ちで買うと高い時期に当たります。

買うものを決めずに売り場へ行き、その日いちばん安いものを選ぶ。この形にすると、平均して安く収まります。

ただし、日持ちしないものが多いので、買う量には気をつけてください。使い切れる分だけにするのが前提です。

②もやし|値段が動きにくく、かさを増やせる

もやしは天候の影響を受けにくく、1年を通して価格が安定している数少ない野菜です。

炒めものや汁物に加えれば、量を増やせます。肉の量を減らしたいときにも使いやすい食材です。

一方で、傷むのがとても早いです。買ったその日か翌日には使い切るつもりで、まとめ買いは避けてください。

傷みやすいものは、買う日を決めておく

傷みが早い食材は、買う日を決めておくと扱いやすくなります。

たとえば買い物の当日と翌日に使うものだけを生鮮で買い、それ以降の分は冷凍や乾物でまかなう。この分け方にしておくと、週の後半に食材が余りません。

③大豆製品|形を変えて毎日使える

豆腐、納豆、厚揚げ、油揚げ。同じ大豆からできていますが、扱い方も食感も違うので飽きにくいです。

納豆と厚揚げは冷凍できます。豆腐は開封すると日持ちしないので、使い切れるサイズを選んでください。

味に飽きたときは、加熱の仕方を変えてみてください。

冷ややっこ、湯豆腐、炒めもの、汁物。同じ豆腐でも、温度が変わるだけで印象が変わります。

納豆は、そのまま食べるほかにも、ごはんに乗せる以外の使い方があります。汁物に落とす、炒めものに加える、といった形なら食卓が続きます。

④卵|下ごしらえが要らない

卵は、包丁も要らず、火の通し方だけで何通りにもなります。忙しい日の一品としては、これ以上ないくらい扱いが楽です。

価格は時期によって動きます。安いときにまとめ買いしたくなりますが、賞味期限の範囲で使い切れる量にとどめてください。

卵は保存方法でも扱いが変わります。冷蔵庫のドアポケットは開閉のたびに温度が動くので、奥のほうに置いたほうが状態を保てます。

⑤鶏むね肉|まとめ買いして冷凍する

肉のなかでは価格が抑えられていることが多く、量も取りやすい部位です。

買ってきたら、その日のうちに1回分ずつに分けて冷凍しておいてください。下味をつけてから冷凍しておくと、平日は焼くだけになります。

火を通しすぎると硬くなるので、加熱は短めに。まとめ買いが効くのは、買った日に小分けまで済ませたときだけです。

⑥さば缶などの魚の缶詰|買い置きに向く

魚は下ごしらえの手間と価格の変動がネックになりますが、缶詰ならどちらも解決します。

常温で長く保存できるので、買い物に行けない週の備えにもなります。そのままでも一品になるのも助かるところです。

味つきのものは塩分が高めの場合があるので、汁物に使うときは味つけを控えめにしてください。

買い置きの缶詰は、置き場所を1か所に決めておいてください。あちこちに分かれていると、あることを忘れて同じものを買い足すことになります。

使ったら補充する、という回し方にしておくと、常に一定量が家にある状態を保てます。

⑦乾物|長期保存できて、水で戻すとかさが増える

切り干し大根、わかめ、干ししいたけ、高野豆腐。いずれも常温で長く置けるので、買い置きしても無駄になりません。

水で戻すとかさが増えるので、少量でも1品になります。戻す時間が必要なので、前の晩に水につけておくと平日が楽です。

戻す手間が面倒な方は、そのまま汁物に入れられるものを選んでください。わかめや麩は、鍋に直接入れるだけで使えます。

栄養を無駄にしない扱い方

せっかく選んだ食材も、扱い方によっては持っている栄養素が減ってしまいます。難しいことはしなくて大丈夫です。

皮や葉を取り除きすぎない

野菜は、皮のすぐ下や外側の葉に栄養素が多く含まれているものがあります。

厚くむいたり、外側を何枚も捨てたりすると、食べられる部分そのものが減ります。

よく洗って皮ごと使う、外葉は汁物に回す。これだけで捨てる量が減ります。

冷凍野菜やカット野菜を使ってもかまいません

手をかけたほうが安く済むのは確かですが、使い切れなければ意味がありません。

冷凍野菜は、下ごしらえが済んでいて必要な分だけ使えます。単価は生鮮より高くなることが多いものの、捨てる量が出ないぶん、支払い総額では逆転することもあります。

帰宅時間が読めない方や、収納に余裕がない方には、こちらのほうが向いています。ご自身の生活に合うほうを選んでください。

水に溶ける栄養素は、汁ごと食べる

ビタミンの一部は水に溶ける性質があります。ゆでこぼすと、その分がゆで汁に出ていきます。

汁物やスープにして、汁ごと食べる形にすると無駄がありません。生で食べられるものは、そのまま食べるのも一つの方法です。

油と一緒にとる栄養素もあります

逆に、油に溶ける性質を持つ栄養素もあります。こちらは、炒めものにすると取り込みやすくなります。

にんじんやかぼちゃのように色の濃い野菜は、炒める調理と相性がいいです。

汁物を1品足すと、全体が整いやすくなります

献立を考えるのが負担なら、汁物を1品足すところから始めてみてください。

余りそうな野菜、乾物、豆腐。

どれを入れても形になりますし、汁ごと食べられるので無駄も出ません。冷蔵庫の整理を兼ねられるのも助かるところです。

まとめて作って、数日に分けて食べることもできます。1品増やすだけで、食卓の見た目もかなり変わります。

切ってから時間を置かない

切った状態で長く置くと、その分だけ空気に触れる面が増えます。

下ごしらえをまとめてやる場合は、切ったあと保存袋に入れて冷蔵か冷凍へ。出しっぱなしにしないでください。

作り置きは「完成品」でなくていい

栄養を意識すると、品数を作らなければという気持ちになります。ただ、完成したおかずを何品も作り置きすると、同じ味が続いて飽きます。

途中まででかまいません。

野菜を切って保存袋に入れておく、肉に下味をつけて冷凍しておく、乾物を戻しておく。これだけでも平日の手間はかなり減ります。

火を使う日を週に1日にまとめると、片づけと洗いものも1回で済みます。

平日は温めるだけ、という形にしておくと、疲れた日でも外で買わずに済みます。作り置きの進め方は 一人暮らしの自炊のコツ で扱っています。

ここに書いたことは「絶対」ではありません

最後に、この記事の立場も書いておきます。

  • ここで挙げた食材は、あくまで値段と使い回しやすさで選んだもの
  • 必要な栄養素の量は、年齢・体格・生活によって変わる
  • 体調や持病、アレルギーがある場合は、医師や管理栄養士の指示を優先する
  • 特定の食材で不調が改善する、といった効果を保証するものではない

7つ全部を取り入れる必要もありません。いま買っているものに1つか2つ加えるだけで十分です。

買い物そのものの整え方は 上手な買い物の仕方 にまとめています。

家族の人数によって、向く食材は変わります

ここで挙げた7つは、少人数の世帯でも使い切れることを前提に選んでいます。

ご家族の人数が多い場合は、まとめ買いのほうが効きますし、日持ちを気にせず生鮮を多めに買えます。逆に一人暮らしなら、乾物と缶詰の比重を上げたほうが無駄が出ません。

同じ食材でも、世帯の人数によって「安く済む買い方」は変わります。他の方のやり方をそのまま持ってこず、ご自身の条件に合わせて調整してください。

まとめ:定番を決めて、使い切れる量だけ買う

節約しながら栄養も確保するために必要なのは、たくさんの知識ではありません。値段が動きにくい食材をいくつか決めて、それを回すことです。

旬の野菜、もやし、大豆製品、卵、鶏むね肉、魚の缶詰、乾物。このなかから、いまの生活で使えそうなものを選んでください。

いくら安くなるかは、住んでいる地域や店によって変わるのでお約束はできません。ただ、捨てる量が減れば支払いは確実に落ち着きます。

それから、毎日きちんと整った食事を作れなくても、気に病まないでください。

忙しい週や体調の悪い日に、買ってきたもので済ませるのは何も問題ありません。続けられる形かどうかのほうが大事です。

次の買い物では、いつも買っているものに1つだけ足してみてください。それだけで十分です。