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ChatGPT副業は本当に稼げるか、お金になる使い方と限界

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若手Webマーケター/SNSグロースプランナーの早瀬優人です。

「ChatGPTで副業」という言葉を見ない日がないくらいになりましたが、では自分の場合はどうなのかとなると、判断の材料が足りずに止まってしまいます。

僕自身も受注する側でChatGPTを使い始めた頃、出力の速さに驚いた一方で、単価が上がるどころか下がる案件にも当たって考え込みました。実際のところ、この問いには作業の種類によって答えが正反対になるので、「稼げます」とも「稼げません」とも答えられません。

この記事では、ChatGPTを使った副業でお金になる部分となりにくい部分を分けたうえで、単価の見方までを順に整理していきます。

まず前提:ChatGPTが対価を生むわけではない

ここを取り違えたまま進めると、案件選びも単価交渉も、そのあとの判断がすべてずれていきます。

発注側が払っているもの

クライアントが対価を払っているのは、道具を使った手間そのものに対してではありません。

払われているのは「出てきたものが使えるかどうかを判断し、責任を持って納品すること」に対してです。

ChatGPTは誰でも使えるので、発注側も自分で試そうと思えばいつでも試せます。

それでも外注するのは、出てきたものを確かめて仕上げるところまで引き受けてほしいからで、ここが出発点になります。

「AIで作りました」は売り文句にならない

提案文に「AIを活用して効率的に作成します」と書いて応募する人がいます。

ここでつまずく人が多いのですが、これは発注側にとって魅力にならず、むしろ品質を心配される材料になることがあります。

伝えるべきなのは、どんな道具をどう使うかではなく、どんな品質のものを期日までに納められるかです。

時間あたりで見ると判断が変わる

案件の良し悪しは、報酬額だけでは判断できません。

同じ1万円でも、3時間で終わる案件と10時間かかる案件では意味がまったく違います。

受けた案件は、必ず実作業時間を記録しておいてください。記録するのは3つだけで足ります。

  • やり取りに使った時間(打ち合わせ、メッセージの往復を含む)
  • 制作の時間
  • 修正の時間

この3つを分けて記録すると、「制作は早いのにやり取りで時間を取られている」といった構造が見えてきます。

見えてくれば、次に受けるときの条件を変えられます。

やり取りが多くなりがちな案件なら、最初に確認事項をまとめて聞く形に変える。修正が多いなら、着手前にサンプルを1点出して方向を合わせる。

記録を取らないまま件数だけ増やすと、忙しいのに手取りが増えない状態になりやすいです。

単価が下がりやすい作業

まずは、正直に言っておきたい領域から順に整理していきます。

誰がやっても同じ結果になる作業

次のような作業は、単価が下がりやすい傾向があります。

  • 指示どおりに文章を出力するだけの作業
  • 調べれば誰でも書ける一般論のまとめ
  • フォーマットが決まっていて判断の余地がない作業

AIが普及すれば同じことができる人が増えていき、供給が増えたぶんだけ価格は下がっていきます。

これは技術の良し悪しの問題ではなく、需要と供給の話として起きていることです。

下がった単価に時間で対抗しない

単価が下がったぶんを、受注件数と作業量でカバーしようとする人がいます。

これは消耗戦になりやすく、続きません。誰にとっても、1日に使える時間には上限があるためです。

順番として、量を増やす前に「判断が要る領域に移れないか」を考えたほうが健全です。

同じ作業でも、単価が分かれる理由

同じ「記事を書く」でも、金額に数倍の差がつくことがあります。

差を生んでいるのは、成果物の見た目ではなく、依頼者が省ける工程の量です。

構成から任せられる相手なら、依頼者は設計の時間を省けます。

事実確認まで済んでいるなら、公開前のチェックが軽くなります。

公開作業まで引き受けるなら、社内の手配が要らなくなります。

単価は文章の巧拙ではなく、相手の作業をどれだけ引き取れるかで決まっている、と考えたほうが実態に近いです。

逆に、指示された通りに書くだけの形にとどまると、比較対象が増えて金額が下がります。

ここはAIの登場で変わった部分ではなく、もともとそうだった構造が見えやすくなっただけだと僕は捉えています。

単価が下がりにくい作業

一方で、AIが広まっても値崩れしにくい領域があるので、そちらを4つに分けて見ていきます。

1. 事実確認と責任を伴う作業

書かれている内容が正しいかを一つずつ確認し、間違いがあれば直してから渡す作業です。

AIは事実と異なる内容を自然な文章で出力することがあり、これを見抜くには、その分野の知識か、裏を取る習慣のどちらかが要ります。

この確認を省いて納品すると責任を負うのは納品した側になるので、だからこそここに価値が残ります。

2. 相手の文脈を汲む作業

同じ商品の説明文であっても、誰に向けて書くかによって正解は変わってきます。

クライアントの事業と、これまでの発信、そして読者層まで踏まえた判断は、短い指示文だけでは伝えきれません。

やり取りを重ねながら相手の意図を掴める人は、AIがどれだけ普及しても必要とされ続けます。

3. 一次情報を扱う作業

取材や実体験、自社データのように、ネット上に出ていない情報を扱って形にする作業です。

AIが学習していない情報を材料にしている以上、そのまま置き換えることはできません。

取材のように手間のかかる仕事ほど、AIが広まった環境では相対的に価値が上がる面があります。

4. 全体の設計をする作業

何をどの順で作るか、そしてどこに力を入れるかを決めていく作業です。

個別の作業はAIで速くなっても、順番と配分を決める設計そのものは人が担い続けます。

どこまでAIに任せるかの線引きはAIに任せられる仕事・任せられない仕事の見分け方で詳しく解説しています。

実際にどんな条件で募集されているかは、案件を見るのがいちばん早いです。

登録は無料なので、単価や求められる内容を眺めてみてください。


クラウディア

発注側は何を見て選んでいるか

単価の話をする前に、発注側の見方を押さえておくと判断が変わります。

僕が発注する側に回ったときに見ているのは、実のところ3点だけです。

  • 提案文が、募集要項を読んだうえで書かれているか……定型文だとほぼ読まれません
  • 過去の納品物が、依頼内容に近いか……ジャンルが違っても、工程が近ければ評価されます
  • やり取りの返信が想定できるか……修正依頼への反応が読めない相手は、単価が高くても避けられます

この3点はいずれも、AIを使っているかどうかとは関係ありません。

選ばれる理由は成果物の中身より、依頼を任せられそうかどうかの判断で決まっている場面が多いです。

だからこそ、応募のときに書く数行が単価に効いてきます。

単価の目安をどう見るか

金額の話は、前提となる条件を書かずに語ると誤解を生むので、順番に分けて見ていきます。

募集時の金額と、実際の手取りは違う

クラウドソーシングに掲載されている金額は、あくまで募集時に提示されている額です。

そこから手数料が差し引かれ、さらに確認や修正にかかった時間で割り直すと、時間あたりの金額はかなり下がります。

職種ごとの一般的な賃金水準は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)でも確認できます。

比べるべきは案件の金額ではなく、その案件に何時間かかるかを含めた実質の時間単価です。

実績がない段階では選べない

始めたばかりの時期は、条件のよい案件を選り好みできる余地がほとんどありません。

実績がゼロの人に高単価の仕事をいきなり任せる依頼主は、そう多くないためです。

ここは順番として受け入れたうえで、実績を作るための期間だと割り切って進めるほうが、結果的に早く抜けられます。

価格を下げずに受けるための伝え方

単価を下げずに受けたいなら、金額の交渉より先に、納品の範囲を言葉にするほうが通りやすいです。

やり方は難しくありません。提案の時点で、含むものと含まないものを分けて書きます。

たとえば記事の執筆なら、構成案の作成、本文、修正の回数、公開作業の有無を並べます。

範囲が書いてあると、発注側は他の応募者と比べやすくなります。

比べられる形になっている提案は、金額だけで判断されにくくなります。

逆に「記事を書きます」だけの提案は、単価だけが比較対象になってしまいます。

もうひとつ効くのが、修正回数の上限を先に決めておくことです。

上限を書いておくと、想定外の作業が増えて実質単価が下がる事態を避けられます。

始める前に知っておきたいこと

最後に、あとでトラブルにならないための前提を3つ挙げておきます。

案件ごとにAI利用のルールが違う

AIの使用そのものが一律に禁止されているわけではありません。

ただし、案件によってはクライアントが利用の可否を定めている場合があります。主要なクラウドソーシングでも、依頼側が指定したり受注側が申告したりする仕組みが整えられてきました。

まず募集要項を確認して、記載がなければ着手する前に聞いてください。

そのまま納品しない

AIの出力に手を入れずそのまま渡すことのリスクは、仕上がりの品質だけにとどまりません。

詳しくはAI生成コンテンツをそのまま納品してはいけない理由で整理しています。

機密情報の扱いを確認する

クライアントから預かった資料をAIに入力してよいかどうかは、契約の内容によって異なります。

データの取り扱いに関する条項がある場合は、作業に入る前に必ず読んで確認してください。

続かない人に共通していること

AIを使った副業を始めたものの、数か月で止めてしまう人にはいくつか共通点があります。

いちばん多いのが、単価の低い案件を数でこなそうとして、時間が尽きるパターンです。

次に多いのが、ツールを変え続けて、どれも使いこなす前に次へ移ってしまうケースですね。

3つ目は、成果が出ないことを自分の能力の問題だと捉えてしまう場合です。

実際には、当てている工程が合っていないだけということが少なくありません。

止まりそうになったら、作業量ではなく「どの工程に当てているか」を先に見直してください。

受ける案件の種類を変えるだけで、同じ労力でも結果が変わることがあります。

受注前に確認しておきたい5項目

単価だけを見て受けると、後から実質の時給が下がることがあります。

応募の前に、次の5つを募集要項から拾っておいてください。

  • 修正の回数……上限がないと、作業量が読めません
  • 納品形式……指定の形式に整える手間が意外と大きいです
  • 連絡手段と頻度……打ち合わせが多い案件は、作業時間以外が積み上がります
  • AI利用の可否……禁止されている場合、工程が根本から変わります
  • 支払いのタイミング……月末締めの翌々月払いなど、入金までの期間を確認します

書かれていない項目は、応募時に質問して構いません。

質問できる相手かどうかを見る、という意味でも最初のやり取りは情報になります。

始めた直後にやっておくと差がつくこと

最初の数件は、収入より情報を取る期間だと考えたほうが後が楽になります。

具体的には、受けた案件ごとに「なぜ選ばれたか」を確認しておくことです。

納品後のやり取りで、選定の理由を聞いても失礼にはあたりません。

返ってきた答えは、次の応募文にそのまま使える材料になります。

断られた場合も同じで、理由が分かれば次の判断に使えます。

まとめ:問いを「稼げるか」から「どこに価値が残るか」へ

ChatGPTを使った副業について整理してきました。

単価が下がりやすいのは誰がやっても同じ結果になる作業で、逆に下がりにくいのは、事実確認と文脈の理解、一次情報の扱い、そして全体の設計といった判断が要る作業でした。

「ChatGPTで稼げるか」ではなく「自分はどの部分の判断を引き受けられるか」。この問いに変えると、やるべきことが見えてきます。

まずは実際の募集を1件開いて、そこで求められている判断がどのレベルなのかを確かめるところから手をつけてみてください。

AIでできる副業の全体像は生成AIでできる副業10種類と、それぞれに必要なスキルにまとめています。


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