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固定費を抑えて節約をする3つの方法

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家計改善アドバイザーの真鍋みゆです。

節約を始めようと思ったとき、多くの方がまず食費や日用品から手をつけます。

ただ、そこは毎日の判断が必要な場所なので、続けるのが大変なんですよね。

先に固定費を見直しておくと、そのあとは何もしなくても効果が続きます。

固定費から始めたほうが続く理由

固定費というのは、毎月ほぼ同じ額が自動で出ていくお金のことです。

住居費、通信費、光熱費、保険料、サブスクリプションなどが当てはまります。

一度の判断で、効果が翌月以降も続きます

変動費を削る節約は、毎月あらためて我慢が必要になります。

今月は外食を減らせても、来月また同じ判断をしなければなりません。

固定費は違います。契約を一度変えれば、その差額は翌月以降も自動で残ります。

家計を見せていただくと、続いている方はほぼ例外なく固定費から手をつけています。

金額が大きい順に効きます

もうひとつの利点は、1件あたりの金額が大きいことです。

細かい買い物を10件見直すより、月々の契約を1件見直すほうが差が出ます。

食費のように毎日の判断が必要な費目については 食費を節約して毎月の出費を抑える4つの方法 で扱っています。

手をつける順番は、金額の大きいものからにしてください。

ただし、すぐには下がりません

先にお伝えしておくと、固定費の見直しは効果が出るまでに時間がかかります。

契約の切り替えには手続きが要りますし、反映が翌月や翌々月になることもあります。

始めてすぐ変化が見えないので、そこで止めてしまう方が多いところです。

固定費に含まれるものを、まず全部書き出す

見直しを始める前に、いま何が固定費として出ているかを把握してください。

方法は簡単で、引き落とし口座とクレジットカードの明細を1か月分開くだけです。

そこに毎月同じ名前で並んでいるものが、あなたの固定費になります。

この作業をすると、契約した覚えのないものが1つ2つ見つかることがよくあります。

無料期間のまま自動で有料になっていたサービスや、使わなくなったアプリの月額です。

金額が小さいので気づきにくいのですが、年間で見ると無視できない額になります。

書き出すときは、金額の大きい順に並べ替えてください。

上から順に手をつけていけば、効果の大きいものから片づきます。

①通信費:契約の中身を確認する

最初に見ていただきたいのが通信費です。

手続きの負担に対して、下がり幅が大きくなりやすい費目だからです。

確認するのは4つだけ

  • 契約しているデータ容量……実際に使っている量と合っているか
  • 実際の使用量……端末の設定から3か月分を確認します
  • オプションの内訳……加入したまま使っていないものがないか
  • 端末代の残債……本体の分割が残っているか

この4つは、契約している会社の会員ページと端末の設定で確認できます。

よくあるのが、大容量のプランなのに数ギガしか使っていないというケースです。

使っていない容量に毎月お金を払っている状態になります。

乗り換える前に、いまの会社で下げられないか見る

いきなり乗り換えを考えなくても構いません。

同じ会社の中に、より容量の少ないプランや割安なブランドが用意されていることがあります。

手続きが簡単なぶん、まずそこから試すほうが負担が軽く済みます。

それでも下がらない場合に、他社への乗り換えを検討する順番になります。

家族の分もまとめて見る

家族で同じ会社を使っている場合、1人だけ抜けると残る家族の割引が減ることがあります。

ひとりの月額だけを見て判断すると、世帯全体では損をすることがあるんです。

見直すときは、家族全員分の明細を並べて総額で比べてください。

乗り換えの手続きで確認すること

他社へ移ると決めたら、申し込む前に確認しておきたい点があります。

  • いまの契約に期間の縛りがあるか……解約時に費用が発生することがあります
  • 端末代の残債……乗り換えても支払いは続きます
  • 使えなくなるサービス……メールアドレスや決済の仕組み
  • 手続きの方法……店舗が使えるか、オンラインのみか

3つ目は、乗り換えてから気づくと戻せません。

いま使っているメールアドレスで登録しているサービスがないか、先に洗い出してください。

金融機関や公共料金の連絡先になっていることがあります。

②電気・ガス・水道:使い方と契約を分けて考える

光熱費は、使い方の工夫と契約の見直しという2つの方向があります。

混ぜて考えると手が止まるので、分けて見ていきます。

使い方の工夫は、続くものだけ選ぶ

こまめに消す、設定温度を見直す、待機電力を減らす。どれも効果はあります。

ただ、我慢が必要なものは長続きしません。

選ぶ基準は「意識しなくても続くか」です。

たとえば使っていない家電のプラグを抜くのは、一度やれば終わりです。

一方、部屋を暗くして過ごすのは毎日の我慢になります。前者を選んでください。

契約の見直しは、まず現状の把握から

電気やガスは、契約する会社を選べるようになっています。

ただ、比べる前に確認しておきたいことがあります。

  • いまの契約プランと契約容量(アンペア数など)
  • 直近1年の使用量。季節で大きく変わります
  • セット割の有無。通信や他のサービスと連動していないか

3つ目は見落としやすい部分です。

電気だけを乗り換えたら、通信費の割引が消えていた、ということが起こります。

料金は変動するものだと考えておく

切り替えを検討するときに、いまの料金だけで判断しないでください。

燃料費の状況によって、料金は上下します。

安さだけで選ぶと、値上がりしたときに困ることがあります。

最新の料金やプランの内容は、各社の公式ページで確認してください。

季節によって使用量が変わります

光熱費を見直すとき、1か月分だけで判断しないでください。

冷暖房を使う時期と使わない時期では、使用量がまったく違います。

比べるなら、前年の同じ月と見比べるほうが実態に近づきます。

会員ページで過去1年分の使用量を確認できることが多いので、まずそこを開いてみてください。

1年分を並べると、自分の家の傾向が見えてきます。

いちばん高い月と低い月の差が大きい家庭ほど、冷暖房の使い方に見直す余地があります。

③住居費:見直せる時期が決まっています

固定費の中でいちばん大きいのは、多くの場合が住居費です。

ただ、いつでも動かせるわけではありません。

動かせるタイミングは限られます

賃貸であれば、契約の更新時期が検討のきっかけになります。

それ以外の時期に引っ越すと、初期費用のほうが大きくなることがあります。

引っ越しには、敷金・礼金・仲介手数料・引っ越し費用がまとまってかかります。

家賃が下がっても、その初期費用を回収するまでに何か月かかるかを計算してみてください。

回収までの期間が住み続ける予定より長ければ、その引っ越しは節約になりません。

引っ越さずにできること

住居費に関わる費用で、引っ越さなくても見直せるものがあります。

  • 火災保険……更新のタイミングで内容と保険料を確認できます
  • 駐車場……使用頻度に見合っているか
  • 更新料の積み立て……更新の年に慌てないよう月々に均しておく

3つ目は節約そのものではありませんが、家計が崩れる原因を減らせます。

更新料と火災保険を積んでおく

賃貸で意外と負担になるのが、更新の年にまとまって出ていくお金です。

更新料と火災保険料、保証会社への更新保証料が近い時期に重なります。

この3つを合計して12で割り、毎月積んでおいてください。

更新の月に貯蓄を崩す、という形を避けられます。

金額は契約書に書かれています。更新の有無や条件は物件によって違うので、ご自身の契約書を確認してみてください。

見直す順番の決め方

3つ挙げましたが、全部を同時に進めないでください。

手続きが重なると、途中で止まってしまいます。

手間の軽い順に並べる

私がお伝えしているのは、次の順番です。

  1. 解約するだけで済むもの

    使っていないサブスクやオプションが該当します。手続きが最も軽く、その場で終わります。

  2. 契約内容を変えるもの

    プランの変更や容量の見直しです。いまの会社のまま下げられないかを先に確認します。

  3. 契約先を変えるもの

    乗り換えや引っ越しになります。手間と時間がかかるので、最後に回してください。

上から順に進めると、早い段階で小さな成果が出るので続けやすくなります。

1か月に1件で十分です

一度に全部やろうとすると、調べる時間が取れずに止まります。

1か月に1件と決めてしまえば、3か月で3つの費目を見直せます。

無理なく続けるなら、このくらいのペースがちょうどよいと感じています。

下がらなかった費目の扱い

調べてみたけれど下げられなかった、という費目も出てきます。

そのときは、無理に動かさず記録だけ残してください。

書いておくのは、なぜ下げられなかったかという理由です。

契約の縛りがあるのか、他に安い選択肢がなかったのか、家族の同意が得られなかったのか。

理由が残っていれば、翌年はその前提が変わったかどうかだけ確認すれば済みます。

毎年ゼロから調べ直すことにならないので、負担がずいぶん軽くなります。

削らないと決めるものも作る

最後にひとつだけお伝えしておきたいことがあります。

固定費の中には、下げないほうがよいものもあります。

  • 健康や安全に関わるもの
  • 仕事の成果に直結するもの
  • 家族との時間を確保しているもの

これらを削ると、金額以上のものを失うことがあります。

見直しを始める前に、「ここは触らない」と決めておいてください。

削る対象を絞っておくほうが、判断が早く進みます。

保険とサブスクも固定費です

3つの費目を挙げましたが、固定費はそれだけではありません。

保険料と、月額のサービス料も毎月自動で出ていくお金です。

保険については、加入した当時と家族構成や働き方が変わっていないかを見てください。

状況が変われば、必要な保障も変わります。

ただし、保障を減らす判断は金額だけで決めないでください。

公的な制度でどこまで補えるかを確認したうえで、足りない分を考える順番になります。

判断に迷う場合は、複数の会社を扱う相談先で内容を確認してみてください。

サブスクのほうは、直近1か月で使ったかどうかだけで判断できます。

使っていないものは解約して構いません。必要になれば、また契約すれば済む話です。

下げた後にやっておきたいこと

見直しが終わったら、もうひと手間だけかけてください。

浮いた分の行き先を決める

固定費を下げても、その分が生活費に混ざると手元には残りません。

下がった金額と同じ額を、貯蓄用の口座へ自動で移す設定にしてください。

設定の具体的な手順は 先取り貯金の口座の分け方と自動化の設定 にまとめています。

家計を見せていただくと、せっかく下げたのに残高が変わっていない方が本当に多いんです。

原因はほぼこれで、行き先を決めていないことにあります。

記録を残しておく

何を、いつ、いくらから いくらに変えたか。この3つをメモに残してください。

翌年に見直すとき、どこまで済んでいるかがすぐ分かります。

契約の更新月も一緒に書いておくと、次の見直し時期を逃しません。

年に一度は確認する

一度下げた固定費も、放っておくと少しずつ増えます。

新しいサービスを契約したり、プランが改定されたりするためです。

年に一度、同じ月に確認する日を決めておくと、積み上がる前に気づけます。

家族と一緒に進める場合

家族の契約が関わる場合、ひとりで決めて進めると反発が出ます。

先に明細を並べて、いま何にいくら払っているかを共有してください。

数字が見えている状態で話すほうが、削る話ではなく選ぶ話になります。

そのうえで、誰が手続きをするかまで決めておくと止まりません。

手続きが面倒だという理由で止まるケースが、いちばん多いところです。

効果が出るまでの期間を見込んでおく

手続きをしても、請求に反映されるまでには時間差があります。

締め日の関係で、翌月ではなく翌々月から変わることも珍しくありません。

1か月だけ見て「変わらなかった」と判断しないでください。

3か月分の請求を並べてから、下がったかどうかを確かめる形をおすすめしています。

切り替えの月は、日割りや事務手数料で一時的に増えることもあります。

まとめ:固定費は、一度の見直しが翌月以降も効きます

固定費の見直しは、我慢ではなく手続きで完了する節約です。

通信費・光熱費・住居費の3つを、手間の軽い順に1か月1件ずつ見ていく。

そして下がった分の行き先を先に決めておけば、そのまま手元に残ります。

まずは今月の請求明細を開いて、毎月自動で引き落とされているものを書き出すところから始めてみてください。