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【初心者向け】株式投資で儲ける仕組み

厚生労働省が考案した働き方改革の一環、「副業解禁」が発表されて数年が経過しました。大企業だけでなく中小企業にも活用が進み、今後は副業禁止の会社も少なくなってくるでしょう。

そんな中、魅力的な副業として注目を集めているのが「株」です。株といえば、机の上に何台ものパソコンを並べ、1日中チャートとにらめっこしている印象が強いですが、実はスキマ時間を利用して投資を行うこともできます。

この記事では単なる株式投資の紹介ではなく、副業の観点から見た「株」の魅力について、徹底的に紹介していきます。

株とは「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」で利益を出すこと

株(株式投資)とは、上場している企業が発行する「株式」を購入し株主になることです。企業の株式は日によって価値が変動(上昇or下落)するので、「安いときに買い、高いときに売る」ことで利益が出ます。これが株式の売却益で、別名「キャピタルゲイン」とも呼ばれ、株の最も基本的な収益化方法です。

また、株には「インカムゲイン」という収益化方法があります。インカムゲインとは、株式などを保有しているだけで得られる利息のことで、私たちが銀行に預金して受け取れる利息もインカムゲインの一種です。

株のインカムゲインは、主に「配当金」があり、企業の業績が好調で黒字を計上したときに出るボーナスに当たります。

つまり、株では、「株式の売買で得られる収入」と「株式を保有しているだけで受け取れる配当金」によって利益が獲得できます。

どれくらい儲かるかは戦略次第!副業にもチャンスあり!

よくネットのブログや書籍で、「株で1億円稼いだ今話題の大学生」、「主婦でも毎月100万円以上稼げる裏技」などの宣伝文句が見られます。そのため、中には株式投資で遊んで暮らせるだけのお金が稼げるんだ、というイメージを持たれる方もいらっしゃいます。

しかし、そうしたものはあくまで宣伝文句なので、あまり鵜呑みにしないように気をつけましょう。実際に株式投資で大金を得ることは不可能ではありませんが、プロのトレーダーでも20%前後の利回りで上出来というのが一般的です。

利回り20%というと、100万円の資金を用意して株を購入した場合、1年間で20万円の利益が出るということになります。

ちなみに1,000万円の元でなら200万円、1億円なら2,000万円というように、株の醍醐味は投資する金額が大きくなればなるほど、還ってくる利益の額も大きくなるということです。そのため、一概にいくら儲かるかは断定しづらく、個人の投資スタイルによっても大きく左右されます。

ただし、株の場合は、時間をかければ利益が増えるというものでもありません。要は戦略次第です。つまり、たとえ副業というスキマ時間で株を行う場合でも、戦略と腕によっては大きな利益に発展する可能性が高いと言えるでしょう。

副業には様々な種類がありますが、やはり時間をかけなければ効果が出ないというものも少なくありません。一方、株の場合は知略を駆使していかようにも拡大していけるので、スキマ時間を活用するのに最適です。

初期投資は1万円あれば十分!

株の購入方法は「単元株数」と言い、一般的に100株単位で構成されているものが多いです、たとえば、1株1万円の株を買うためには、最低でも(1万円×100株=)100万円の元手が必要となります。

しかし、100万円ものお金を用意するのは大変ですよね。時間もかかるはずです。

そこで、多くの証券会社が提供している「ミニ株」という制度を使いましょう。ミニ株は単元株の10分の1から購入することができますので、先ほどの例だと10万円の資金があれば投資が始められます。

ミニ株制度を利用すれば、初期投資額は1万円もあれば十分です。1株1,000円で100株単位の銘柄でも、ミニ株なら10株から購入できます。つまり、投資額は1万円で済みます。

このように、「ミニ株制度」+「単元数の少ない株」という組み合わせを取れば、少額から株式投資をスタートできるでしょう。

株で儲かるためのポイントは「目標」「長期的視点」「リスクヘッジ」

伝説の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェット氏をご存知でしょうか。現在は投資会社バークシャー・ハサウェイの経営者ですが、もともとは長期投資を得意とした個人投資家として名を馳せました。

彼の戦績は初取引を行った1965年から2014年の50年間で、年間平均リターン(複利)で19.4%、全期間の収益率はなんと751,113%、実に7,500倍です。これだけの期間で年利約20%を維持しているのは驚異的とも言えますが、彼でさえ過去に2度、年間収益がマイナスに落ち込んだ経験をしています。

この例で分かる通り、株を始めたからといって勝ち続けることは不可能です。まして、副業で株を始める場合、短い時間で効率的にお金を稼ぐ術を知らなければなりません。

では、どのようにすれば副業の株で成功できるのでしょうか。

ポイントは3つあります。ここからは株(副業)で儲かるためのポイントを詳しく解説していますので、「投資で勝つ」ために少しでもその確率を高めていきましょう。

目標金額を設定する

株で最も大切なことは指標の分析やトレードに関する知識でもありません。それは、「目標金額」を設定するということです。つまり、「自分なりのゴールを作っておく」ことを意味します。

たとえば、スポーツを行う場合でも、この先プロを目指すのか、単なるダイエットのために行うのかでは、練習の内容も取り組み方も大きく異なってきます。プロになる場合には高度な戦略を立てて練習や体調管理が必要ですし、ダイエットでも目標体重を決めて効果的な運動を行いますよね。

しかし、目標やゴールがなく、何の気なしに行動をしていては時間の無駄遣いと同じです。

株の考え方も一緒で、「儲けたい」というゴールがあるなら、「いくら儲ければ満足するか」という目標と、同時に「そのためにはどうすれば良いか」という戦略が必要となります。

最初のうちは勝つことで自信を芽生えさせることが大切です。そのため、目標金額も少なくて構いませんし、目標金額が低ければ達成も容易となりモチベーションに繋がりやすくなります。

長期保有の銘柄でポートフォリオを組む

副業で株を始める場合は、短期よりも長期的な視点で銘柄を選ぶことをオススメします。

たとえば、サラリーマンだと出勤時間なども含めれば、朝8時から夜7時くらいまでは仕事のため時間に余裕がないことも多いでしょう。日本の株式市場は平日9時~11時30分、12時30分~15時までなので、ちょうど勤務時間と重なってしまいます。

そのため、短期間に何度も注文を行う「短期投資」より、長期的に特定の銘柄を保有し続ける「長期投資」が向きます。

長期投資は短期間に価格の変動が起こっても、長期的にそれほど大きな影響はありません。また、頻繁に株価をチェックする必要もないため、本業に支障をきたす心配も少ないでしょう。

他にも長期投資のメリットとして「インカムゲイン」が挙げられます。株を保有している企業の業績が良ければ、配当金が受け取れるので、資産運用的に動かすこともできます。

長期保有を見越した損切りラインの設定

損切りとは、株価の値下がりなどで一定の損失(含み損)を計上した際に、大きな損失が出る前に決済する方法です。この一定の損失額の基準点を損切りラインと言います。

損切りは短期投資に有効な手法とされますが、長期投資においても大いに役立ちます。ただし、頻繁には行いません。

長期投資で頻繁に損切りを実行してしまうと、取引回数が多くなり長期投資の意味をなしません。仮に短期間で株価が下がった場合でも、長期投資では無視することが多いです。しかし、その企業に何らかの悪材料が出たときや、業績に大きな影響を与えそうな出来事が起こった際は損切りを実行した方が良いでしょう。

つまり、長期投資における損切りは「値動きや損失」よりも、「企業動向・周辺環境」に注意して行うことが重要です。

副業株のメリットは心理的負担が少ないこと

株のメリットは株式の売却益を受け取れたり、配当金や株主優待が受けられる点がありますが、副業として利用する場合は、やはり心理的負担が少ないことが大きな利点です。

本格的なトレーダーになると、株による収益だけで生計を立てなければならず、それだけ心理面に強い負荷がかかります。一方、本業の収入がある状態は、膨大な損失を出さない限りはカバーが利きます。

株価変動リスクと流動性リスクに気をつけよう

株のリスクは大きく2つに分かれており、「株価変動リスク」と「流動性リスク」が存在します。

株価変動リスクとは、文字通り、日によって価格が変動することで損をしてしまう可能性のことです。常に株価が動いていることで、うまくいけばそれが利益になりますが、失敗すれば損失になります。そのため、損切りなどを活用してリスクヘッジを行いましょう。

もう一方の流動性リスクとは、取引量が減ることで売買が成立しなくなる可能性を指します。

たとえば、ある銘柄の株価が1,000円のとき、より安く買おうと980円の注文を入れたとしましょう。取引量が多ければ980円の注文も成立しやすくなりますが、取引量が少なくなるほど注文した金額が成立しにくくなります。

また、企業で不祥事があった場合には、売り注文が殺到し、買い注文の取引が成立しなくなる可能性もあります。

株を行う場合は、こうした取引上のリスクが発生する他、株で上がった収入が勤め先にばれてしまうリスクも考えられます。このリスクについては次の項目で説明しますので、副業が禁止されている方はご参考にしてみてください。

株をやっていることが会社にばれないようにするには「特定口座」を利用しよう

サラリーマンの方であれば、会社の規則によって副業が禁じられていることも多いのではないでしょうか。仮に、株式投資で何らかの利益(売却益や配当金など)を得た場合、それも立派な収入になるので、勤め先にばれる可能性があることを覚えておいてください。

その理由は住民税にあります。

役所が住民税を計算するとき、本業の給与以外に収入があれば、それらの金額を合算して税額を求めます。住民税が勤め先から源泉徴収されている場合は、役所から税額計算書が送付されるので、この時点で会社にばれるケースが考えられます。税額計算書には昨年の収入がすべて記載されているので、勤務先はそれを見て副収入があるか判断できるからです。会社への発覚を防ぐ方法は、株の取引を行う際に「源泉徴収ありの特定口座」を利用することです。特定口座では、株で上がった利益から自動的に住民税が天引きされるので、株の収入が勤め先に漏れる可能性は極めて低くなります。

ただし、絶対にばれないという保証はないので、他人に口外しないなど、ご自身でうまくリスクコントロールしましょう。

サラリーマン必見!株以外のおすすめ投資副業3選

副業で投資を行う方法は、株以外にも様々な種類があります。ここで紹介する副業も株と同様、キャピタルゲインやインカムゲインという考え方が通用するため、株式投資で学んだノウハウが活かせるメリットがあります。

以下より株以外のおすすめ投資副業を3つ紹介していますので、時間に余裕のある方はご活用ください。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは資産運用のアドバイスやサポートを行ってくれる金融サービスです。投資信託を購入する際など、ご自身に適した運用プランを提示してくれたり、コンピュータが自動的に効果的な資産運用を行ってくれます。

提示される複数の投資条件に入力すると、あとは機械が自動的に最適な運用方法を教えてくれるので、初めて投資信託を購入する方にオススメです。また、毎月100円~1,000円の定額積立てにも対応しているため、株式投資と組み合わせて投資の幅も広がることでしょう。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業(借り手)と、お金を貸して利息などを受け取りたい人(貸し手)をマッチングするサービスです。借り手は銀行融資などに頼らず、ネット上で広く資金調達できるメリットがあり、貸し手は銀行預金よりも有利な利息が受け取れます。

株のように初心者と熟練者によって成績に差が出ることなく、資産運用が初めての方でも利益の期待値が高くなっています。

FX

FXとは、世界各国通貨の為替差・金利差を利用して利益を得る方法です。たとえば、1ドル=100円の相場で1万ドル(100万円)購入し、1ドル=101円のときに保有ドルを売却すれば(101万円-100万円=)1万円分の利益になります。

また、FXではレバレッジ取引が有効で、少ない元手でも多くの資金を動かせる点が魅力です。先ほどの例では原資に100万円使いましたが、レバレッジを5倍に設定すれば元手は20万円で済みます。

まとめ

株を始めるにあたり、長期的な保有を考えている方は本業のかたわら、副業として株式投資を行うことも可能です。長期投資は頻繁に価格チャートを見ることもないので、勤務時間外でも利用しやすいと言えます。

ただし、どうしても短期トレードを行いたいという方は、副業で株式投資を行うには難しいです。株は平日9時~11時30分、12時30分~15時という制限があるので、短期売買を行いたい場合は、24時間トレード可能なFXがオススメでしょう。

株以外にも投資関連の副業は多いので、「株式投資+資産運用」という組み合わせで活用するのも良いです。副業ビギナーでは様々な副業を紹介していますので、ご自身に合った方法をお選びください。

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