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生活防衛資金とは?どのくらい貯めるべきかを解説!

最近はどこもかしこも、
「投資が重要である」という情報で溢れています。

YouTubeやSNSをよく見ている方は、
そういった人の情報を日常的に見ているかもしれませんね。

確かに将来に備えて投資していくことは重要ですが

「投資が重要なんだな!じゃあ今から全額投資するか!」

と思ってしまったら要注意です。


手持ちのお金をすべて投資に回してしまい、
生活が苦しくなってしまったら元も子もありません。

まずは足元を固め、何が起こってもある程度の期間は
問題なく生活できるだけの基盤を作っておく必要があるんです。

そのために生活防衛資金というものは、重要な役割を果たします。

今回は、その生活防衛資金と言う考え方について解説していきたいと思います。

生活防衛資金とは?

まず、生活防衛資金とは

「万が一のときに備えた預貯金のこと」

です。


あなたが仮に現在安定した収入があるとしても、
突然収入が減ってしまったり
ゼロになってしまったときの可能性は考慮しておくべきだと思います。

リストラや企業の倒産、ケガや病気などは気付かない間に起こるものであり、
そのときに準備しようとしても間に合わないからです。


生活が破綻してしまったら投資どころではありません。

その日を食い繋ぐことすら厳しくなるかもしれません。

ただ、そういった突然の出来事が起きても、
生活防衛資金さえあれば、当面は生活に困ることはありません。

その「突然」に備えるために、生活防衛資金を貯めておくことが重要なんです。

生活防衛資金はどのくらい貯めればいいの?

生活防衛資金は多めに用意しておくに越したことはありませんが、

・企業勤めのサラリーマンやOLの方であれば、3ヶ月分の生活費

・フリーランスや自営業の方であれば、6ヶ月分の生活費

というのを1つの基準として貯めていくと良いと思います。


企業にお勤めの場合、突然リストラされたり会社が倒産したりした場合は、
失業保険を申請することができるため、

フリーランスや自営業の場合は、収入が不安定になる可能性も高く、
失業保険も受給できないため、より多めに資金を蓄えておくことが無難です。


もちろん、ケガや病気で生活防衛資金を切り崩すことになる場合は、
生活費だけでなく治療費もかかってくるため、余裕を持った資金の確保が重要になります。

そういう意味では、どんな方でも1年分の生活費を生活防衛資金として用意しておけば、
どんなことがあっても大抵のことは乗り切れるようになるはずです。

まずは生活費を把握することから!

生活防衛資金は生活費を基準に算出して貯めておくものですが、
そもそも毎月の生活費を把握していない方も少なくありません。

もちろん、生活防衛資金を貯めることを目的に生活費を把握するものではありませんが、
自分がどれくらいの金額で生活できるのかということを把握しておくことは前提となります。

生活レベルは上げることは簡単でも、下げることは精神的に厳しいと思います。

そのため、なるべく生活レベルを上げずに不要なコストを切っていくという意味でも役立ちますし、
それだけ生活防衛資金として貯めなければならない金額も抑えていくことができるんです。

毎月の支出を見ていくには、まずは固定費の支出から確認してみてください。

・家賃や住宅ローン

・電気代、ガス代、水道代

・スマホなどの通信費

・保険料、年金

・自動車

・その他の固定費


など、固定費を算出した上で食費や雑費など
毎月変動する支出を足していくだけでも
大雑把な毎月の生活費は見ていくことができます。


変動費については家計簿を付けていると正確な金額を出せますが
普段家計簿をつけていない人が正確な金額を出す必要はありません。

ここでは、生活防衛資金として用意しなければならない金額を出すことが目的なので、
ざっくりと余裕のある金額を出した上で
そこから3ヶ月分、6ヶ月分の生活防衛資金を概算してみてください。

生活防衛資金を貯める

支出を抑えてお金を貯めることが第一歩になります。

収入から生活費を引いた余剰資金や節約して生活費を削減して
残ったお金、副業で事業を立ち上げて事業収入など
生活防衛資金を貯めていく手段はたくさんあると思います。


本質的には一般的な「欲しいものを買うために貯金をする」ということと方法は変わりません。

特に生活防衛資金は用意できていない人は、
すぐにでも貯めていくことをお勧めします。


万が一、今日明日に収入がゼロになってしまったときに
手持ちのお金でどれだけ生活が続けられるでしょうか。

3ヶ月以上生活を続けられる自信がないのであれば、
追加で貯金を増やしていくべきだと思います。


資産運用はその次。

まずは生活の地盤を固めて、
何があっても生き残れるような環境を作り上げていきましょう。

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