将来のために貯金をしたいけど、なかなか思うように貯金ができないという人は少なくありません。
意識しなくてもお金を貯められる人もいれば、意識してもうまく貯められない人もいます。
では、上手に貯金ができる人はどのようなことをしているのでしょうか?
この記事では、「意識しても貯金できない」という人のためのコツや方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にして、将来的に着実に貯金ができるようにしてみてくださいね。
大・中・小の目標を立てる
仕事での目標を考えるとわかりやすいですよね。
何かを始めようと思った時に、目標を立てるのと立てないのとではそれによって成果の出し方に大きな違いが出てきます。
つまり、明確な目標を持って始めた方が間違いなく大きな成果を上げることができるんです。
それは貯金でも全く同じです。
今までに何度も節約を試みながら思うような結果が出ていないということは、漠然と「お金を貯めることが目的」という考えがあったのではないでしょうか。
そうなると結果が出ないのは無理もありません。
本当にお金を貯めたいのであれば、3段階の目標を設定しましょう。
例えば、老後に安心して暮らせるだけの貯金をするとして、そのためには現役時代にどれだけ貯金するかが目標となります。
次に、その目標を達成するためには、毎年いくら貯金すればいいのかが中目標です。
そして、そのためには、少なくとも毎月どれだけの金額を残せばいいのかというのが小目標です。
これらの目標は基準として、日々意識してお金を管理するといいでしょう。
大きな目標を達成したときのことを想像してモチベーションを保つ
このように目標を決めて貯金を始めたら、大きな目標を達成したときの自分を想像してみてください。
先ほどの例では、定年後に配偶者と快適な生活を送っている自分や、定年後に海外に移住する夢を想像してみてください。
短い間隔で大目標を設定している場合は、豪華な結婚式を挙げる自分や、家を建てる自分を想像してみてください。
想像のコツは、できるだけリアルに細かく、幸せになれるように思い描くことです。
このようなイメージを繰り返すことで、貯金へのモチベーションを保つことができます。
結果を確認して小目標を調整する
これも仕事と同様のことですが、実際に貯金を始めたら、時々貯金の成果を確認することが重要。
貯金の確認方法としては、基本的には「通帳を見る」ということになるでしょう。
あるいは、500円玉貯金のような方法であれば、その貯金箱の中身を重さで実感するのもいいでしょう。
もう一つ、私が強くおすすめしたいのは、貯金と日記を作ることです。
貯金を増やすためには、倹約を意識する必要があるのは言うまでもありません。
ただし、意識しているだけでは不十分です。
そこで効果的な方法は、倹約を意識して、実際に貯金ができたとき、そのお金を貯金に回すことができたときの達成感を記録しておくことです。
実践したことを書き留めておくだけでなく、「次はこういう倹約をしてみようかな」などと思ったことがあれば書き留めておくといいでしょう。
大きな目標のほとんどは、長いスパンでも貯金計画を立てることになるので、10年日記や5年日記を書くのもおすすめです。
そうすれば、自分がどれだけ目標を達成できているかを分析して、結果を見直しながら、その時々に小目標を調整していくことができます。
目標が思うように達成できなかった場合は、日記に「備忘録」や「改善計画」を書いておくのも効果的ですよ。
収入があった瞬間に貯金をする
毎月のノルマを達成するためには欠かせない方法ですが「お金が入った瞬間に貯金する」というのが大原則です。
よく「給料節約して使って、残りを貯める」という方法をとる人がいますが、これではうまくいきません。
貯金ができない人は、行き当たりばったりでお金を使ってしまう傾向があります。
そのため、「余ったら貯金する」という考え方そのものが良くないのです。
お給料が入ってきた時や、臨時収入が入ってきた時は、その時に貯金しておいた方が良いでしょう。
毎月、給料の一定額を貯金するのもいいですし、別の貯金口座を作っておくのもいいでしょう。
大切なのは、お金が入ってきたらすぐに一定額を貯金することです。
友達に「貯金宣言」をする
特に意志の弱い人は、自分だけでお金を貯めようと思っただけでは上手くいきません。
今まで何度も挑戦してきたのに、なかなか貯金が増えないというタイプの人は、特にその傾向が強いです。
このタイプの人に効果的なのは、友人や同僚に「今度こそ本気で貯金する」と宣言することです。
周りの人に宣言することで、達成できなかったら恥ずかしいという気持ちになり、それがモチベーションの維持につながります。
貯金のコツは定期預金を持つこと
貯金の最大のコツは”定期預金”です。
事前にいくら貯金するのかを決めておき、その金額を淡々と貯金していきましょう。
お金が余ったら貯金しようという考えでやってはいけません。
貯金は一度習慣化してしまえば、ほとんど意識せずにお金を貯め続けることができますし、最初に設定した目標よりも自然と大きな目標へと進化していきます。
早い段階で習慣化することで、大きな目標のレベルをどんどん上げていきましょう。