お金を100万円貯めるのは、大変なことです。
「なかなか貯められない」「貯めようとしてもすぐに使ってしまう」方は多いのではないでしょうか。
100万円を貯めるクセがつけばお金が必要になっても、人生のピンチを切り抜けられるようになります。
今回の記事ではポジティブに100万円を貯金する方法について、解説していきたいと思います。
「支出を減らす」か「収入を増やす」
お金を貯めるには、2つの方法しかありません。
100万円を貯めるには「お菓子を買うのをやめる」「遊びに行くのをやめる」など現金支出を減らすか「副業する」「新しいバイトを始める」など現金収入を増やす必要があります。
ストレスのかかる方法だと長続きせず、お金が貯まりません。
ポジティブな貯金方法を解説しますので、実践しやすいものをぜひ今日から実践してください。
現状を知ることから始めよう「何にお金をかけているのか把握する
まず最低1ヶ月は家計簿をつけて、どのくらい支出があるか確認しましょう。
次に計算した支出額を固定費と流動費に分けます。
固定費:毎月の発生額が一定の費用
(例)家賃や携帯電話の月額使用料など
変動費:毎月の発生額が変わる費用
(例)飲食費や交際費など
固定費は毎月支払う金額が決まっているので、節約を考えるときは最初に注目しましょう。
お金を貯める目的を明確にする
貯める目的を決めないと何となく使ってしまい、お金が貯まりません。
「来年の夏に海外旅行に行く」「再来年の春の引っ越し資金にする」など
「いつまでに」「何のために貯金をするのか、目標をはっきりさせましょう。
1年単位で目標を立てる
1年後の予定が立っていない場合でも、いったん現在の生活をもとに目標を立てます。ひと月分では少額でも、1年分の金額では大金になるイメージをつかみましょう。
「支出を減らす」固定費編
収入を増やすよりも支出を減らす方が対策しやすいです。支出額のうち、節約効果の高い固定費から減らす方法を考えましょう。
携帯電話にかかる費用を減らす
最近はWi-Fiが使える場所が多くなってきました。町の中や建物内のフリーWi-Fiを利用すれば、プランが小さくなっても不便さを感じることは少なくなってきました。
毎月千円程度であったとしても、年間で1万円以上節約できるのは大きいです。
さらに大きく費用を減らす場合は、携帯電話機種にかかる費用の見直しをおすすめします。
日本では『iPhone』を使う人が多いですが、海外では日本ほどのシェアではありません。
使っていない方々に話を聞いたところ「高い」「盗難に逢いやすい」と話して下さいました。
また別の方はヨーロッパで『iPhone』のスリに遭ってしまい、誰とも連絡が取れなくなったとか。
盗難保険で支払われる保険金は携帯電話を買ったときの値段よりも低くなるため、新しい機種を買うための出費が余計にかかります。
最近広がっているのが中古の携帯電話の人気で、店舗だけでなくインターネットでも買うことができるようになりました。
家をシェアする
「実家に暮らす」「恋人・友人と住む」「シェアハウスに住む」など、一人でアパートを借りるよりも低コストで生活できるための選択肢が広がってきました。
特におすすめするのがシェアハウスです。最近では外国人がシェアハウスに住んで日本人と交流を楽しんでいるようです。
外国語を教えてもらう代わりに日本語を教えてあげれば、英会話スクールの費用を節約することもできます。シェアハウスには社員寮だったところを改修した大型のものと一軒家をアレンジした小型のものがあります。
大型シェアハウスでは大きなキッチンがあり、季節ごとにイベントを楽しむ人もいます。
ミニシアター、ライブラリー、ジム、コワーキングスペースなど個性を出しているところも増えました。
小型シェアハウスでは同性、同世代などの共通点がある人で住んでいるところもあります。
デメリットはキッチン、風呂場、洗濯機などが住人で共有となることですが「新しい友人を作りたい」「ひっそり暮らしたい」などそれぞれのスタイルを維持しながら、節約を楽しんでいるようです。
「支出を減らす」変動費編
自分にとって大事な人に「時間」と「お金」をかける
「誘われたから何となく行く」「自分だけ行かないのも気が引ける」などの気が乗らない付き合いを見直して、大事な付き合いに集中してみましょう。
自分にとって大切な人ともっと時間をかけて過ごすことで、幸福感が増してきます。
コンビニの買い物は週一のイベントにする
コンビニの商品の価格は、スーパーやドラッグストアと比べると高いです。
新商品やコンビニ限定品をついつい買ってしまう人も多いので「週に1回だけ行く」「1日1個だけ」などのルールを決めて、別の日は行かないように決めてしまいましょう。
行く回数を制限することで、出かけた日の満足度を上げられます。
「○○円買ったらプレゼント」のような、キャンペーンに釣られた衝動買いも避けましょう。
嗜好品はまとめて買う
アルコールやお菓子などの嗜好品は、思い切ってまとめて買ってしまいましょう。
1週間の予算を袋に入れる「袋分け」の応用編で、1週間分から挑戦してみましょう。
追加購入しなければ、予算管理も体形維持もできるため一石二鳥です。
購入場所を変えて安く買う
映画の鑑賞券やレジャーの券は、安く買いましょう。
『ヤフオク!』『モバオク』などのネットオークションやチケットショップを使うと、数百円の節約になります。
施設によっては会員になると鑑賞券をもらえたり割引サービスが受けられたりすることも。
良く行く施設がある人は、ホームページで調べてみてください。
お昼を手作り弁当にする「安い」「健康」「元が取れる」
「つくり置きおかず」をつくり、ご飯やパンと合わせるだけでも節約できます。
コンビニ弁当やファーストフードは安くて美味しいですが、栄養バランスが偏りがちです。
高カロリーな外食中心の生活を手作り弁当にすることで「健康になる」「将来の病院代を減らせる」などのメリットが得られます。
公共施設を利用する
新聞を取らない人が多くなり、住んでいる地域の情報が入りにくくなっています。
地元の公共施設ではどんなサービスがあるか、ぜひ確認してみてください。
参考にサービスの一部をご紹介すると「映画上映」「ジム」「料理教室」「英会話教室」などがあります。
民間企業にサービスの運営を委託している施設が多くなり、サービスの質が上がっています。
税金が一部投入されていて利用料も比較的抑えられているので、利用価値は高いです。
ATM手数料は支払わない
支払っても何も残らないのがATM手数料です。低金利時代で金利が付かないどころか、預けただけで口座管理料を取られるように変わっていくことが予想されます。
ATM手数料を払わなくて良い時間帯にお金が下せるよう取引銀行を変えるか、時間外手数料が無料になるための条件をクリアするようにしましょう。
また振り込みを頻繁にする人は、ネット銀行の口座を開設して送金するのもおすすめです。
「収入を増やす」編
副業で稼ぎを増やす
「自分の特技を活かす」時代になりました。最近は商品を仕入れてネットショッピングを運営する人が増えています。
ブログを書きアフィリエイト収入を稼ぐ人や『note』で記事を作成して販売する人も増えてきました。
『ココナラ』などで自分のスキルを売るという方法もあります。自分の才能を再確認しましょう。
家にある不用品を売る「フリーマーケット」「フリマアプリ」
自分にとっては不要な商品であっても、世の中には必要とされているモノが意外とあります。
不用品は『メルカリ』『ラクマ』などのフリマアプリで売ってしまいましょう。商品が売れると手数料が差し引かれますが、出品には費用がかからないようです。
不用品が多い場合はフリーマーケットで、一気に片付けてしまいましょう。
販売手数料の代わりに出店料を支払うのがフリーマーケットで、出店を決めたら開催者に料金を支払って出店日に商品を並べます。
お客さんと価格交渉するのが楽しくて定期的に出品する人もいるようで、抽選で出品者を決める場所もありました。
番外編「節約できたお金は、使えないように隠す」
貯金箱を活用する
節約したお金や稼いだお金は、すぐに使えない場所に移すことをおすすめします。
お財布から隔離するためには、壊さないと中身が出せない貯金箱を用意しましょう。
銀行口座を分ける
ポイント還元などもあり、クレジットカード利用が増えてきました。
利用代金の引き落としに使う口座と、お金を貯める口座は別にしましょう。
せっかく貯めたお金が知らないうちに減らないよう、注意してください。
まとめ
・現状を把握し「いつまでに」「何のためか」目標をはっきりさせる。
・影響額が大きい固定費を減らすことから始める。
・ポジティブに続けられるものを実践する。
100万円貯めることは大変ですが、得られる喜びは大きなものになるでしょう。楽しく有意義な貯金生活をスタートしてください!