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貯金額のどれくらいを運用したらいいの?おすすめの割合をご紹介します!

お金を増やしたいけれど、今の時代金融機関に預けているだけでは難しいですよね。

「100万円預けても、1年で数百円しか増えなかった」「預けているだけでは全然増えないから運用したい」「そもそも資産運用ってなに?」「貯金のどれくらいを運用したらいいのかわからない」「みんな資産運用しているの?」

など疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。

お金を増やす方法としてよく聞く「資産運用」ですが、たくさん増やしたいからといって、持っているお金すべてを運用に回すのはリスクがあります。

今回は、貯金額に対してどれくらいの割合を運用に回すのがベストなのかをわかりやすく解説します。資産運用の割合についての記事なので、資産運用のノウハウやテクニックの解説はありません。ですので、資産運用がよくわからない方・詳しくない方も、「もし資産運用をすることになったら参考にしよう」くらいの気軽な気持ちで読んでみてください。

そもそも資産運用とは

資産運用とは、自分が持つ資産を貯金・投資することで、効率的に資産を増やしていくことです。ここでいう資産とは、現金・不動産・株・債権などを指します。

「資産運用なんてしていない」と思った方、定期預金はしていませんか?定期預金は少なからず金利を受け取ることができ資産を増やしているといえるので、資産運用の一つなのです。ですので、実は自分も資産運用をしているという場合が多いです。

資産運用の方法には、株式投資・投資信託・国債・預金・外貨預金・不動産投資などの方法があります。ハイリスクハイリターンのものもあれば、ローリスクローリターンのものもあるので、自分の希望に合わせて資産運用することができるのです。

どれくらいの人が株式投資しているの?

資産運用のイメージが強い「株式投資」。ではどれくらいの人が株式投資をしているのでしょうか。

実は、年収500万円以上の人の30%以上は、株式投資をしています。年収が高い人ほど資産額が多い傾向にあり、さらに資産を増やそうと思った結果株式投資が魅力的だったということがわかります。

一方で年収300万円未満の人でも、約13%の人が投資信託を行っており、約14%の人が株式投資を行っています。この結果から、年収が低い場合でも投資はできることがわかります。運用方法としては、FXや仮想通貨などのハイリターンのものではなく、株式投資や投資信託を少額で運用する傾向が見られます。堅実でコツコツ貯める方が多い層なのですね。

また、資産運用にはいろいろな運用方法があるので、大金がなくても誰でも簡単にはじめられます。特に最近は、投資信託も1万円程度ではじめられたり、ネット証券では毎月数百円から積み立てができます。少額で資産運用できるので「資産運用を始めてみようかな」、と考えている初心者の方も挑戦しやすいのもいいですよね。

おすすめは貯蓄の1割程度を投資に回すこと!

総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると、

  • 年収453万円までの世帯は、795万円の貯蓄があり、そのうち有価証券は57万円(7.2%)
  • 年収453~592万円の世帯では、989万円の貯蓄があり、そのうち有価証券は95万円(9.6%)
  • 年収592~740万円の世帯では、1,114万円貯蓄があり、そのうち有価証券101万円(9.1%)

となっています。つまり、1割程度を投資に回していることがわかります。

この数値をみると、意外と投資に回している割合は低く、貯蓄がメインになっていることがわかります。やはり、資産運用には値下がりや元本割れのリスクがあるので、貯蓄の1割程度で資産運用することが安新・安全に取り組める割合だと言えます。

ただし、年収945万円以上の世帯では、2,184万円貯蓄があり、そのうち有価証券308万円(14.1%)となっています。このことから、年収の高い人ほど投資の割合が多いことがわかります。

年収が高い人ほど「預けているだけでは増えない。積極的に投資をした方がいい」と考えている人が多く、投資の必要性を感じているんですね。

お金があるからと安心しているのではなく、増やすための行動をしているところは、やはりお金に対する意識の高さを感じます。

どうして資産運用をしないの?

資産運用をすることで、預金では得られない利益を得ることができます。ですが、そんな資産運用に手を出していない人もたくさんいます。なぜでしょう。

投資信託や株式投資などの資産運用を積極的にしている人もいれば、一切手を出していない人もいます。そこで、日本証券業協会の「証券投資に関する全国調査」(個人調査)をもとに、資産用の中でも株式投資について、それぞれの考えを調べてみました。

株式購入理由

  • 配当がもらえる(52.3%)
  • 株主優待が受けられる(36.2%)
  • 短期の値上がりを期待して(32.5%)

株式投資をしている人は、配当や株主優待などのお得なメリットを目的に取り組んでいる人が多いです。たしかに、最近テレビでも桐谷さん(桐谷広人さん)が株主優待を使い切る生活に密着したものもあり、株主優待に興味を持った方も増えたのではないでしょうか。

株式非購入理由

  • 十分な知識をまだ持っていない(26%)
  • 値下がりの危険がある(23.5%)
  • ギャンブルのようなもの(23.3%)

株式投資に手を出していない人は、やはり元本割れなどのリスク回避が理由でした。たしかにここで言われているように、株式投資は一種のギャンブルのようにも感じますし、値下がりによる元本割れも常にあります。そのため堅実・慎重にお金を増やしたいと考えている人にとってはリスクでしかないのでしょう。

まとめ

この記事では、平均値的には貯金額に対する資産運用のおすすめの割合は1割程度だとお伝えしましたが、もちろん全員にあてはまるものではありません。

資産運用で一番重要なことは、自分の家計に合った割合を運用することです。1割というのはあくまで平均値なので、それ以上の人もそれ以下の人もいます。どの割合がいいかは、自分の家計と将来設計によって異なります。

ですが、もしどれくらいの割合を運用したらいいのかわからない場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみてましょう。いきなり運用を始めて損失が出てしまい、家計を圧迫しては元も子もありません。ぜひ資産運用をお考えの方は、自分の家計に合った割合や資産運用方法を知ったうえで貯蓄に取り組みましょう。

また、ファイナンシャルプランナーに相談することで、自分では気づけなかった家計のムダや節約・節税方法などを知ることもできます。「令和は資産運用を始めるぞ!」と思われている方は、ぜひ無料で相談できる店舗などで相談から始めてみてください。

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