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大手キャリアから格安SIMへ乗り換える手順

Webリサーチャーの江原健太です。

格安SIMへの乗り換えは、手順さえ分かれば難しくありません。

ただ、ネット上の解説は今も「まずMNP予約番号を取得します」から始まるものが多い。実は、予約番号が要らないケースが増えています。

各社の申込画面を調べていて感じるのは、この数年で手続きが一番変わったのがここだということ。

この記事では、乗り換えの手順を現在の仕組みに沿って整理します。

乗り換える前の確認事項は格安SIMに乗り換える前にやるべき6つの確認にまとめています。

全体の流れは5ステップ

乗り換えの流れは、次の5つに分けられます。

  1. 端末が使えるか確認する
  2. 乗り換え先に申し込む
  3. 本人確認を済ませる
  4. SIMを受け取る(またはeSIMを発行する)
  5. 回線を切り替えて初期設定をする

全体像を先に把握しておくと、途中で迷わずに進められます。

ステップ1:今の端末がそのまま使えるか確認する

新しく端末を買わないなら、最初の関門はここです。今使っている端末が対応しているかを確認します。

SIMロックの有無

以前のキャリア端末には、他社のSIMを挿しても使えないSIMロックがかかっていました。

現在販売されている端末は、原則としてロックがかかっていません。

ただ、古い端末を使い続けている場合は解除が必要なことがあります。

解除の手続きは各社のWebサイトから無料でできる場合が多い。契約中に済ませておくと安心です。

対応バンド(周波数帯)の確認

見落とされやすいのが、ここです。

SIMロックが解除されていても、乗り換え先の回線の周波数帯に対応していなければ、電波はつながりにくくなります。

乗り換え先の公式サイトには「動作確認済み端末」の一覧が用意されているので、申し込み前に自分の機種名で検索してください。

ここを飛ばすと、開通後に「圏外になる場所が増えた」というトラブルにつながります。

ステップ2:乗り換え先に申し込む(MNPワンストップなら予約番号は不要)

ここが以前と大きく変わった部分です。

MNPワンストップとは

2023年5月に始まったMNPワンストップ方式では、対応事業者どうしのWeb申込に限り、今の会社でMNP予約番号を取得する必要がありません

乗り換え先のWebサイトで申し込みを進めます。途中で今の会社のサイトへ自動的に移動します。

そこで解約の意思確認をして、また戻ってくる。この流れです。

2026年時点では主要な事業者の多くが対応しています。ただ、対応状況は変わります。

申し込み画面の案内を確認してください。

制度の仕組みは総務省の電話番号を変えずに乗り換える方法の解説でも確認できます。

予約番号が必要な場合

次のケースでは、従来どおり予約番号の取得が必要です。

  • 店舗で乗り換える場合
  • 乗り換え元・乗り換え先のどちらかがワンストップ非対応の場合

予約番号には有効期限があります。一般的に、取得日を含めて15日間です。

期限が切れると再取得が必要になります。取得したらすぐ申し込んでください。

制度の詳細は総務省のMNPの案内で確認できます。

申し込み時に用意するもの

必要なのは3つです。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)、支払い用のクレジットカードまたは口座情報、メールアドレス。

キャリアメールを連絡先にしていると、乗り換え後に受信できなくなる可能性があるため、申し込みにはフリーメールを使うことをおすすめします

手順が分かったら、申し込み先の候補を絞る段階です。

ステップ3〜4:本人確認とSIMの受け取り

申し込み後は、本人確認とSIMの受け取りに進みます。

本人確認の方法

オンライン申込では2通りが一般的です。書類の画像をアップロードする方法と、スマホのカメラで顔と書類を撮影する方法(eKYC)。

撮影の不備で差し戻しになると日数がかかります。書類の四隅が写るよう、明るい場所で撮影してください。

物理SIMとeSIMで所要日数が変わる

ここが分かれ目です。数字で比べると、差がはっきり出ます。

物理SIMは郵送での受け取りになるため数日かかるのに対し、eSIMは申込当日に開通できる場合があります。

ただし、審査の状況や申込のタイミングで前後します。余裕を持って手続きしてください。

eSIMの仕組みや向き不向きはeSIMとは何か。物理SIMとの違いと向き不向きで解説しています。

ステップ5:回線の切り替えとAPN設定

最後の工程です。つまずく人が最も多いので、順を追って進めてください。

回線切替の手続き

SIMが届いたら、乗り換え先の会員ページなどから回線切替を申請します。

この手続きが完了した時点で、それまでの回線は解約となります。

切替の受付時間が決まっている事業者もあります。深夜に手続きしようとして、翌日回しになることがあります。

APN設定でつまずかないために

SIMを挿しただけではインターネットにつながらないことがあります。これはAPN(接続先)の設定が必要なためです。

AndroidはSIMを挿した後に手動で設定する場合があります。iPhoneは構成プロファイルをダウンロードする方式が一般的です。

構成プロファイルのダウンロードにはインターネット接続が必要なので、Wi-Fiがつながる場所で作業してください。

ここを外出先でやろうとすると、圏外のまま設定できないという状況に陥ります。

切替後に確認すること

開通したら、次の3つを確認しておくと安心です。

  • データ通信ができるか(Wi-Fiを切って確認する)
  • 通話と SMS の送受信ができるか
  • 今まで使っていたアプリのログインが維持されているか

まとめ:ワンストップ対応かどうかで手順が変わる

大手キャリアから格安SIMへ乗り換える手順を整理してきました。

確認すべき項目は3つ。端末の対応を先に確かめること、MNPワンストップ対応ならWeb申込だけで完結すること、APN設定はWi-Fi環境で行うことです。

「まず予約番号を取る」という手順は、今は必ずしも必要ありません。乗り換え先の申込画面の案内に従うのが確実です。

手続きの詳細や必要書類は各社で異なります。申し込み前に、公式ページで最新の案内を確認してください。

この記事を書いた人
江原 健太(Webリサーチャー)
お得情報・キャンペーンが専門。サブスク・クレジットカード・ポイ活・通信に詳しく、各社の条件を比較検証して「見落とされがちな差」まで丁寧に調べるのが得意。