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コンビニで使える節約術|コンビニで月の昼食費を1万円に抑える方法

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コンビニに寄るのをやめられない、というご相談はとても多いです。

近くて、早くて、確実に食べたいものがある。忙しい方にとっては、それだけで十分な価値があります。

私は家計改善アドバイザーとして、これまで500名以上の家計を拝見してきました。真鍋みゆと申します。

結論から言うと、コンビニをやめる必要はありません。金額が動くのは、行くのをやめたときではなく、入ったあとの買い方が変わったときだからです。

この記事では、昼食をコンビニで済ませながら金額を読めるようにする手順をお伝えします。

「月1万円に抑える」が成り立つ条件を先に確認する

タイトルに1万円と書きましたが、これは誰にでも当てはまる金額ではありません。先に、その線が引けるかどうかを確かめておきます。

金額は「回数 × 単価」でしか決まりません

平日が20日あるとして、毎日1回コンビニで昼食を買うなら、1回あたりの上限は1万円を20で割った金額になります。

週に3回にするなら、1回あたりに使える金額はその分だけ上がります。どちらを動かすかは、生活のほうから決まります。

ご自身がふだん払っている1回あたりの金額を、この式に当てはめてみてください。無理のある線かどうかは、それだけで分かります。

「1万円」を目標にしないでいい場合もあります

いま毎日コンビニを使っていて、1回あたりの金額も大きい方の場合、いきなり1万円まで下げるのは現実的ではありません。

その場合は、先月の金額から1割か2割だけ下げる線を引いてください。届く目標のほうが、結果として長く続きます。

下げ幅を大きく取るより、決めた金額の内側で1か月終えられたという経験のほうが効きます。

下げる先は「食費」ではなく「読めない支出」

もう1つお伝えしておきたいのが、目的の置き方です。

コンビニ代を削ること自体が目的になると、しんどくなって続きません。昼食は毎日のことなので、我慢の量が積み上がります。

目指すところは、金額をゼロに近づけることではなく、月末にいくらになるか読めるようにすることです。読めるようになれば、その中でどう使うかはご自身で決められます。

公的な統計での位置づけ

参考までに、公的な数字も置いておきます。

総務省統計局の家計調査(家計収支編)によると、2025年平均で単身世帯の食料への支出は1か月あたり49,321円でした。同じ調査で消費支出全体は173,042円です。

ただし、この「食料」には外食が含まれています。コンビニで買ったお弁当も、外で食べた食事も、同じ費目に入ります。

それから、この調査の単身世帯は平均年齢58.6歳です。20代・30代の一人暮らしだけを取り出した数字ではないので、そのまま比べる相手にはなりません。

まず、先月いくら使ったかを出す

手を打つ前に、現在地を知る必要があります。ここを飛ばすと、どこまで下げればいいのかが分かりません。

決済履歴から、店名で拾う

レシートを取ってある方は少ないと思います。カードや電子マネーの明細を1か月ぶん開いて、コンビニの店名だけを拾ってください。

合計金額と、利用した回数。

この2つだけで十分です。品目まで分ける必要はありません。

回数を見ると、たいてい驚きます

ご相談で実際に数えていただくと、「そんなに行っていたのか」と言われることがほとんどです。

1回の金額が小さいので記憶に残らず、回数のほうも意識に上りません。数えて初めて見えます。

ここで出た合計金額と回数が、これからの基準になります。世の中の平均ではなく、この2つの数字と比べてください。

「毎日行く」が習慣になっていないか見る

金額そのものより先に見てほしいのが、行く理由です。

お腹がすいたから寄っているのか、休憩の区切りとして寄っているのか、なんとなく通り道だから寄っているのか。ここが違うと、打つ手も変わります。

区切りとして寄っている場合、買うものを減らしても回数は減りません。

その場合は、コンビニ以外の区切り方を用意するほうが早いです。外に出る、飲みものを机で淹れる、といった置き換えで済むこともあります。

昼食以外の分は分けておく

コンビニでの支払いには、昼食のほかに飲みもの、お菓子、日用品、公共料金の支払いなどが混ざります。

ざっくりでかまわないので、昼食とそれ以外を分けてください。手を打つ場所が変わってきます。

買い方を変える3つの手順

ここからが実際の手順です。順番に意味があるので、上から進めてください。

  1. 入る前に、買うものを決める

    店の前で「今日は何にしよう」と考えると、そこから判断が始まります。決めてから入れば、棚を見て回る時間そのものが要りません。

  2. レジ前で足さない

    会計の前に置かれている商品は、ついで買いを想定した配置です。ここで1点足すかどうかが、1か月では大きな差になります。

  3. 1回ぶんの上限を決めて、その手段でだけ払う

    昼食用の決済手段を1つに決めて、そこにだけ入金しておく。残高が上限そのものになるので、計算せずに管理できます。

3つのうち、いちばん効くのは2番目です。予定になかったものが増えるのは、ほとんどがレジ前だからです。

飲みものだけでも家から持っていく

昼食そのものは変えなくても、飲みものを家から持っていくだけで1回あたりの金額は下がります。

毎日でなくてかまいません。

週に2〜3日でも、回数のぶんだけ効きます。我慢して減らしたものは戻りますが、置き換えたものは戻りません。

お弁当を週に2回だけ挟む

すべてをコンビニでまかなうと、1回あたりの金額を下げるしかなくなります。回数のほうを動かせると、選択肢が広がります。

とはいえ、毎日お弁当を作るのは続きません。作れなかった日に自分を責めることになりますし、そこで一度崩れると戻りにくくなります。

週に2回、と決めてしまうほうが長続きします。

前の晩のおかずを少し多めに作って詰めるだけでかまいません。朝から新しく作ろうとすると、たいてい止まります。

朝のうちに買っておく

お腹がすいた状態で店に入ると、決めていたもの以外が増えます。

出勤前や午前のうちに買っておくと、この影響を受けません。昼の時間帯は混みますし、選ぶ余裕もないので、判断が雑になりがちです。

コンビニで選ぶときに見るところ

同じ店の中でも、選び方で金額は変わります。とはいえ、見る項目を増やすと続かないので、絞ってお伝えします。

「安いもの」ではなく「足りるもの」を選ぶ

いちばん安い商品を選び続けると、量が足りずに午後にもう一度買うことになります。

これでは1日あたりの合計が増えてしまいます。1回の値段ではなく、その日1日で払った合計で見てください。

体調にも同じことが言えます。安く済ませた結果、体を壊してしまえば、そちらのほうが高くつきます。

組み合わせで考える

お弁当ひとつで済ませるか、おにぎりと汁物とお惣菜を組み合わせるか。どちらが安く収まるかは、その日の品揃えによって変わります。

大事なのは、店で毎回考えないことです。ご自身の中で「いつもの組み合わせ」を2〜3パターン決めておけば、選ぶ時間も金額もぶれません。

プライベートブランドを一度試す

各社が自社で企画している商品は、同種の商品より価格が抑えられていることが多いです。

ただし、味の感じ方は人によります。まとめて切り替える前に、1つだけ試してから決めてください。

量が多い商品は、分けて食べられるか考える

大容量の商品は、1食あたりで見れば割安になることがあります。

ただし、その場で全部食べてしまうなら意味がありません。職場に置いておける方や、翌日に回せる方に向いている選び方です。

飲みものは別会計として見る

昼食と一緒に飲みものを買うと、その日の合計に混ざって金額の感覚がぼやけます。

1回あたりの上限を決めるときは、食べるものと飲みものを分けて考えてください。分けてみると、飲みもののほうが回数が多いことに気づく方が多いです。

回数の多いほうから手をつけたほうが、同じ手間でも効き方が大きくなります。

ポイントは「貯める」より「使う」を決めておく

ポイントの倍率を目当てに、予定になかったものを買ってしまうと本末転倒です。

貯まったポイントをいつ使うかだけ決めておいてください。使い道が決まっていれば、集めること自体が目的になりません。

コンビニを減らさないほうがいい場合もあります

ここまで買い方の話をしてきましたが、無理に減らさないほうがいい方もいます。

  • 帰宅時間が読めず、買った食材を傷ませてしまうことが多い
  • 職場の近くにスーパーがなく、寄るだけで時間がかかる
  • 自炊をすると疲れて、翌日の仕事に影響が出る
  • 一人暮らしで、少量だけ買える店がコンビニしかない

この場合、コンビニは割高な選択肢ではなく、捨てる量が出ない選択肢です。

まとめ買いをして半分だめにするより、必要な分だけ買えるほうが、結果として支払いが小さくなることもあります。金額の比較は、買った値段ではなく実際に食べた分で考えてください。

食材を余らせずに自炊へ寄せる方法は 一人暮らしの自炊のコツ にまとめています。

1か月やってみて、線を引き直す

最後に、確かめ方です。1週間では判断できないので、1か月は同じやり方で通してください。

見るのは合計と回数の2つだけ

月末に、もう一度決済履歴を開いて合計金額と回数を出します。先月と比べて、どちらが動いたかを見てください。

回数が減っていれば、生活のほうが変わったということです。

1回あたりが下がっていれば、買い方が変わったということです。原因が分かれば、次の月に何を続ければいいかも決まります。

1か月で判断できないときもあります

繁忙期が重なった月や、体調を崩した月は、うまくいかなくて当然です。そこで「やっぱり無理だった」と結論を出さないでください。

2〜3か月ぶんを並べると、生活のリズムによる波が見えてきます。その平均が、ご自身にとって現実的な金額です。

目標の金額は、そこから決め直してかまいません。最初に置いた線に合わせて生活を変えるより、生活に合う線を引き直すほうが無理がありません。

下がらなかったときに見るところ

金額が変わらなかった場合、たいていは次のどれかです。

飲みものやお菓子が別に増えていないか。

コンビニが減ったぶん、外食や自動販売機に移っていないか。上限を決めた決済手段以外からも払っていないか。

場面を分けて確認する方法は 食費を節約して毎月の出費を抑える4つの方法 で扱っています。

浮いた分の行き先を決めておく

下がったぶんをそのままにしておくと、生活費に混ざって消えます。

金額が読めるようになったら、下がった分だけ貯蓄用の口座へ移す設定にしてください。

ここまでやって、初めて手元に残ります。買い物そのものの選び方は 上手な買い物の仕方 もあわせてご覧ください。

家族と暮らしている場合

ご家族それぞれがコンビニを使っている場合、ご自身の分だけ整えても家計全体の金額は動きません。

ただ、ここは強く言わないほうがうまくいきます。人の買い物を制限しようとすると、たいてい反発が返ってきます。

共有するなら、金額ではなく方法のほうにしてください。

買うものを決めてから入る、レジ前で足さない。この2つなら、押しつけになりません。

まとめ:やめる必要はなく、入ったあとの2つを決めるだけです

コンビニ代が読めなくなるのは、店に寄るからではありません。買うものを決めずに入って、レジ前で足しているからです。

先月の合計金額と回数を出す。入る前に買うものを決める。

レジ前で足さない。

昼食用の決済手段を1つに決める。やることはこれだけです。

1万円に収まるかどうかは、いまの回数と1回あたりの金額によって変わるので、お約束はできません。ただ、決めた線の内側かどうかは月の途中でも分かるようになります。

それに、コンビニを使うこと自体は悪いことではありません。

時間を買っている面もありますし、体調の悪い日に頼れる場所があるのは助かります。減らす対象にするかどうかは、金額だけで決めなくて大丈夫です。

今日の帰りに、先月の決済履歴を開いて回数を数えるところから始めてみてください。